アメリカ編EP1-前半-
・初の海外、アメリカ・テネシー到着
人生初めての海外に胸を弾ませる半分、英語が全くわからない&話せない僕は出発3ヶ月前に買ったが1度も開かなかった『世界1簡単な英語の本』を片手に世界1英語がわからないといっても過言でない状態でアメリカへと出発するのであります。なんとか無事にテネシーのナッシュビル空港に到着した僕は、おそらく語学学校の方が手配してくれたであろう腕に注射の傷跡が無数にある非常にたくましいアメリカンなおっちゃんに連れられマーフリズボロという街に着く。しかしここで最初の誤算が!!地図上ではこのマーフリズボロとナッシュビルのダウンタウンはひじょ〜〜に近くみ・え・るのですが実際は車で高速を走らせて1時間ほどかかるのでした。そしてここままさに田舎!ブルーグラスのブの字さえ感じさせない場所に肩を落とすスタートを切ったわけでした。
・世界最大のブルーグラスフェス、IBMAに参加
アメリカ生活にも徐々に慣れてきた頃、同じ語学学校に通っていた日本人で同じくブルーグラスをしているNHさんとお会いし、IBMAへのお誘いをいただき車で片道8時間の道をノースカロライナまで運転していただきました。そこでは信じられないようなプレイヤーの方々がステージはもちろん、その辺りでJamしてるんです。興奮状態のまま最初に話しかけたのがなんとブルーグラスリズムギターの大御所Kenny Smithさんだったんです。存じてなかったんです、失礼ながらその時は。『えらくうまいおじさんやなぁ〜』なんて思ってJamを申し込んだら快く引き受けていただき、プレーし始めたら観客ができはじめ。気付いた時にはすでに遅し。近くの日本人に教えていただきました。ダイナミックな姿勢からは想像もできないような繊細なタッチはまさにギター弦を弾いてるのではなく弦がピックに引き込まれてるような不思議な感覚。あらためてKennyはもちろん、NHさん、泊めていただいた日本人の方々には本当にお世話になりました。
・スモーキーマウンテン、Kennyとの再会
ブルーグラスとゆかりの深いアメリカ国立公園の1つ、Great Smoky Mountains National ParkにNHさんとサウジアラビアからきたお友達らと連れていただきます。あらためてNHさんには本当にお世話になりました。古きアメリカを象徴とするような牧場やら広大な農地を横目に霧深い山の中に入ってしばらくすると本日のお宿のロッジ。こらが本場モンやと言わんばかりの佇まい。最高なアメリカンライフを堪能し、余韻に浸りながら帰る途中になにやらブルーグラスのフェスがあるようで寄ってみる。どこかで見たことある人がステージに...Kenny Smithでした。演奏終了後に挨拶にいきその際、ギターを教えてくれる日を探しててあてなどいないか尋ねると、『僕が教えるよ』と。ここで1回目の”オーマイガー”です。
・途中経過
ここまでいろいろとありましたが、もちろん他にもアトランタに大学の友達らと行ったり、語学学校は当たり前ですが一番下のレベルのクラスからスタートだったり、近くのバーで演奏したりと最初の2ヶ月あたりは順調のアメリカンライフを送るのでした。
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